Poisson d’Avril!

4月1日といえばエイプリルフール(話題としてちょっと遅れましたが・・・)。

フランスではpoisson d’avril(4月の魚)といいます。

どうして「4月の魚」と呼ばれるようになったのかは、色々な説があるようです。

★魚はサバ(maquereau)のことを指し、サバはあまり利口ではなく4月になると簡単に釣ることができるそうです。4月1日にこれを食べさせられた人を「4月の魚」ということが起源という説。

★ 4月になると太陽が魚座をはなれるので、それが起源という説。

★ サバ=maquereauには誘拐者、俗語で“淫売宿の主人・ひも”という意味もあり、4月は人をだます者が多いからということが起源であるという説。

★ 16世紀に国王シャルル9世が1年の始まりを4月1日から1月1日に変え、それから新年に贈り物を交わす習わしがあった人々は元日が1月1日になっても、4月1日に見せ掛けの贈り物をしたことから始まりだという説。

★ poisson は元々は passion=「キリストの受難」を意味し、キリストが保守派の祭司長たちに愚弄されたことを忘れないために騒いだり、嘘をついたりすることが起源という説。

★ フランスでは魚の産卵期の4月1日から釣りが禁止になるため、釣り好きの人をからかってニシンを送ったことが始まりと言う説。

★ フランス語で人を罵倒する表現「engueuler qn comme du poisson pourri」=「腐った魚のように罵る」という表現がフランス語にあり、魚を格下げした表現として用いることから由来しているという説。

この日は、友達や知り合いを笑える(←コレ大事!)嘘でだまします。
フランスの子供たちは、知り合いはもちろん、知らない人の背中にも、紙の魚を貼り付けたりするのだとか。

いたずらを見つけたり、嘘を見破った時にはこう言いましょう。

「POISSON D’AVRIL!」