私とフランス語 Le français et moi − AJ-FRANCE 生徒さまインタビュー (Le Journal no.39掲載)

AJ-FRANCEでフランス語を学ばれている生徒さまに、お話を伺いました。 Rintoさんは、12年間のフランス生活を経て日本へ帰国後、フランス語のレベル維持と更なるレベルアップを目 指してAJ-FRANCEのオンライン(Skype)レッスンを3年間に渡り受講されました。 インタビューは全てフランス語で行ったため、ここでは日本語訳をご紹介します。 自己紹介をお願いします。 3歳の時に父の仕事のために渡仏、フ ランスに12年間住み、約3年前に日本へ帰国しました。 フランスのどこに住んでいましたか? 小学生までは、パリ近郊のCharenton-le-Pontに住んでいましたが、その後パリへ引っ越し、パリの中学校へ通いました。 どのようにフランス語を習得しましたか? 渡仏後、現地のécole maternelle(幼稚園)へ入りました。その頃は友達もアジア系の外国人が多く、それほどフランス語も話 していなかった記憶があります。その後、とてもいいorthophoniste(発音矯正士)の先生に出会い、そこでフランス語の基礎を学びました。そして、学校へ通ううちに少しずつ身につけていき ました。 日本語の方はどうでしたか? 両親ともフランス語を話せますが、家では日本語のみでした。 7~8歳くらいから、パリにある日本の塾で漢字なども勉強しました。 学校の勉強は、苦労しませんでしたか? 両親の手伝いなどなくても、自分ひとりで宿題も出来ていまし た。特に算数などは、日本とフランスとでは方法が違ったり、両 親が小さい時に学んだ日本の算数とは違ったため、ひとりで何 とかしていました。 日本語とフランス語どちらが得意でしたか? フランス語を使う時間のほうが多かったので、フランス語です。 ネイティブのクラスメイトたちと比べても、フランス語レベルは 劣ってはいなかったと思います。 日本への帰国はいつでしたか?中学校3年の3月です。 帰国後は、東京の私立高校へ入学しました。日本の高校ですが、帰国子女を多く受け入れている学校です。そのため、一般的な日本の高校とインターナショナルスクールの間のような感じです。フランス語の授業もありますが、生徒は3人のみで、生徒間のフランス語のレベルの差もとても大きかったです。 AJ-FRANCEのSkypeレッスンを受講しようと思ったのはなぜですか? 一番の理由は、フランス語のレベルを維持するためです。自分と同世代のフランス人と同じくらいのフランス語レベルを維 持することを目指しています。 この春にはDALFも受験し、非常に高得点で合格されましたね。試験を受けてみてどうでしたか? はい、DALF C2を受験しました。自分のフランス語レベルを証明できる資格を何も持っていなかったので、将来的に必 要になるだろうと思ったためです。 DALFは、英語などの試験と比べて少し性質が異なる印象を受けました。一般的な英語の試験は、語学力に的を絞った内容ですが、DALFはフランス語能力の試験でありながら、アカデミックな要素もあり ます。フランスの大学での勉強のようだと言ったらいいでしょうか。語学力のみに的をしぼった試験ではないと思いました。 レッスンでも一緒に試験対策をしましたが、自分ではどのように試験に向けて準備しましたか? 対策用の本を買い、練習問題を解きました。問題を解く際も、できるだけ試験に出そうなテーマを予測しながら選んで解くよう にしました。 今年の3月に高校を卒業されましたが、これからの計画を教えて下さい。 9月からはイギリスの大学へ留学し、経済学を学びます。その後 のことは、まだ考えているところです。フランス語は自分の強みで もあるので、仕事でも使いたいと思っています。 最後に、今フランス語を学んでいるみなさまへ、Rintoさんからフランス語でアドバイスをいただきました。 Je dirais d’essayer vraiment d’utiliser la langue quotidiennement, pas seulement…