この記事は、これまでに数々の生徒さまのDELF-DALF受験の準備をお手伝いしてきたAJ-FRANCE講師Adelineが書いたフランス語記事を、日本語にしたものです。 元の記事はこちら 試験を受ける前には「準備」が必須 傾向を知って、学習の方向性を明らかにする まずは、試験の各科目の内容と試験時間を知ることから始めましょう。自分のフランス語レベルに自信があったとしても、何が求められているか、どう問題に挑んだらいいかを知ることは非常に重要です。 しっかりトレーニングする 試験当日、リラックスして臨むための最も良い方法は、その状況を知っておくことです。 そのためには、問題を早く読み、質問や指示をしっかり理解できるようトレーニングをしましょう。そうすることで、試験時間を有効に使うことができるようになります。 様々な文書のスタイルや規則、構成方法を頭に入れるために、書くトレーニングをすることも大切です。トレーニングをすればするほど、文章の構成やスタイルについて考える時間を省略できるようになります。自分の考えや言葉選びに集中することができるようになるのです。 さらに、口頭表現のトレーニングも忘れてはいけません。自分の意見をフランス語で言うこと、一定の時間フランス語で話すことに慣れていればいるほど、いざ試験官の前に出た時にリラックスした状態でいられるでしょう。 試験当日の臨み方 時間配分が上手くできるかがカギ! 答えがわかる問題には、時間をかけず速やかに回答しましょう。それから、難しい問題に答えるようにします。下書き用紙を使う場合は、回答用紙に答えを書き移す時間がなくならないように、時間配分には十分注意してください。 自分の回答を読み返す時間も取れると理想的です。回答しきれていないのに、次の問題に取り掛からなければいけない時間になったのなら、次の問題を始めるようにしましょう。そして、後で時間があれば、終わらなかった問題に戻るようにします。 ■ 聴解問題(Compréhension de l’oral) 先に質問を読み、何を答えなければいけないかを把握しましょう。意味がわからない質問は飛ばし、わかるものを頭に入れることに集中します。読解問題と同様、質問の中にあるキーワードも見つけておくといいでしょう。 ■ 口頭表現(Production orale) 何があっても、試験官の目の前で沈黙してしまうことは避けなければなりません。質問がわからなかったり、わかったか自信がない時は、試験官に別の言い方でもう一度言ってもらうようにお願いしましょう。 黙り込んでしまったり、的外れな答えをしてしまうよりは、聞き直す方が良いです。 ■ 文書作成(Production écrite) 課題を注意深く読み、まずは文章の構成を考えましょう。読みやすく書くことを頭に置き、自分の考えを明瞭でシンプルに述べるようにします。 ■ 読解問題(Compréhension des écrits) キーワードや重要な箇所を見つけます。 タイトル、サブタイトル、 脚注などを手がかりに、誰が誰に向けて書いているのか、を把握しましょう。 わからない言葉や表現があっても、そこで立ち止まらず、文脈から意味を推測することも非常に大切です。 ■文書作成と口頭表現 簡潔で明瞭な文を作るように心がけてください。自身のない言い回しを使おうとして、時間を無駄にしてしまうことは避けましょう。 長くて意味のわからない1文よりも、短い2文のほうが好ましいです。 ひと通りのコツはお伝えしましたが、自分ひとりで合格に向けての準備をすることは、なかなか大変です。行き詰まってしまう前に、ぜひAJ-FRANCEにご相談下さいね! Rejoignez-nous! ↓ http://www.aj-france.com/ateliers/reussir-delf-dalf Ecole StaffBonjour à tous ! AJ-FRANCEフランス語教室の日本人スタッフです。講師には直接相談できない悩みや、レッスンについて、自宅での学習についてアドバイスなど、何でも相談に乗ります。お気軽に声をかけてくださいね ♪
Étiquette : DALF
フランス語試験対策 – Nos conseils pour réussir le DELF et le DALF
Avant l’examen : Se préparer. Savoir où l’on va ! Prenez bien connaissance du contenu et de la durée des épreuves. Même si vous être sûr de votre niveau de français, il est très important de savoir ce que l’on attend de vous et comment vont se dérouler les épreuves. Entraînez-vous ! Le meilleurs moyen…
フランス語資格試験 – Passez votre DELF ou votre DALF !
Vous souhaitez tester vos compétences en français écrit et oral? Attester officiellement de votre niveau dans le cadre de votre travail ou de vos études? Ou simplement parce que vous aimez le challenge et vous souhaitez vous fixer un objectif à atteindre? Passez votre DELF ou votre DALF ! Avec le diplôme du DELF/DALF, vous pourrez attester de…
私とフランス語 Le français et moi − AJ-FRANCE 生徒さまインタビュー (Le Journal no.39掲載)
AJ-FRANCEでフランス語を学ばれている生徒さまに、お話を伺いました。 Rintoさんは、12年間のフランス生活を経て日本へ帰国後、フランス語のレベル維持と更なるレベルアップを目 指してAJ-FRANCEのオンライン(Skype)レッスンを3年間に渡り受講されました。 インタビューは全てフランス語で行ったため、ここでは日本語訳をご紹介します。 自己紹介をお願いします。 3歳の時に父の仕事のために渡仏、フ ランスに12年間住み、約3年前に日本へ帰国しました。 フランスのどこに住んでいましたか? 小学生までは、パリ近郊のCharenton-le-Pontに住んでいましたが、その後パリへ引っ越し、パリの中学校へ通いました。 どのようにフランス語を習得しましたか? 渡仏後、現地のécole maternelle(幼稚園)へ入りました。その頃は友達もアジア系の外国人が多く、それほどフランス語も話 していなかった記憶があります。その後、とてもいいorthophoniste(発音矯正士)の先生に出会い、そこでフランス語の基礎を学びました。そして、学校へ通ううちに少しずつ身につけていき ました。 日本語の方はどうでしたか? 両親ともフランス語を話せますが、家では日本語のみでした。 7~8歳くらいから、パリにある日本の塾で漢字なども勉強しました。 学校の勉強は、苦労しませんでしたか? 両親の手伝いなどなくても、自分ひとりで宿題も出来ていまし た。特に算数などは、日本とフランスとでは方法が違ったり、両 親が小さい時に学んだ日本の算数とは違ったため、ひとりで何 とかしていました。 日本語とフランス語どちらが得意でしたか? フランス語を使う時間のほうが多かったので、フランス語です。 ネイティブのクラスメイトたちと比べても、フランス語レベルは 劣ってはいなかったと思います。 日本への帰国はいつでしたか?中学校3年の3月です。 帰国後は、東京の私立高校へ入学しました。日本の高校ですが、帰国子女を多く受け入れている学校です。そのため、一般的な日本の高校とインターナショナルスクールの間のような感じです。フランス語の授業もありますが、生徒は3人のみで、生徒間のフランス語のレベルの差もとても大きかったです。 AJ-FRANCEのSkypeレッスンを受講しようと思ったのはなぜですか? 一番の理由は、フランス語のレベルを維持するためです。自分と同世代のフランス人と同じくらいのフランス語レベルを維 持することを目指しています。 この春にはDALFも受験し、非常に高得点で合格されましたね。試験を受けてみてどうでしたか? はい、DALF C2を受験しました。自分のフランス語レベルを証明できる資格を何も持っていなかったので、将来的に必 要になるだろうと思ったためです。 DALFは、英語などの試験と比べて少し性質が異なる印象を受けました。一般的な英語の試験は、語学力に的を絞った内容ですが、DALFはフランス語能力の試験でありながら、アカデミックな要素もあり ます。フランスの大学での勉強のようだと言ったらいいでしょうか。語学力のみに的をしぼった試験ではないと思いました。 レッスンでも一緒に試験対策をしましたが、自分ではどのように試験に向けて準備しましたか? 対策用の本を買い、練習問題を解きました。問題を解く際も、できるだけ試験に出そうなテーマを予測しながら選んで解くよう にしました。 今年の3月に高校を卒業されましたが、これからの計画を教えて下さい。 9月からはイギリスの大学へ留学し、経済学を学びます。その後 のことは、まだ考えているところです。フランス語は自分の強みで もあるので、仕事でも使いたいと思っています。 最後に、今フランス語を学んでいるみなさまへ、Rintoさんからフランス語でアドバイスをいただきました。 Je dirais d’essayer vraiment d’utiliser la langue quotidiennement, pas seulement…